QRコードは、口コミをお願いする仕組みの入り口
口コミをお願いするとき、スタッフが毎回言葉で説明するのは、忙しい時間帯には難しいものです。また、声をかけるスタッフによって、お願いの仕方や頻度に差が出てしまうこともあります。
店内にQRコードを置いておけば、お客様が自分のスマートフォンで読み取るだけで、口コミの投稿画面や案内のページに進めます。スタッフが説明しなくても、すべてのお客様に同じように案内できる点が、QRコードの大きな利点です。
ただし、QRコードは置いておけば読まれるものではありません。お客様の目に入る場所に、読みたくなる一言と一緒に置くことが大切です。この記事では、QRコードの置き場所と、添える文章の考え方を解説します。
置き場所を決める3つの考え方
QRコードの置き場所を決めるときは、次の3つを考えます。
- お客様の手が空いていて、スマートフォンを触れる時間があるか
- お客様がサービスを受け終え、感想を持っている時間か
- お客様の目線の高さ、手の届く距離にあるか
たとえば、入口の壁に大きく貼ったQRコードは、目には入っても、来店直後でまだ感想がないため、読まれにくくなります。反対に、食後のテーブルや、施術後にお会計を待つカウンターは、お客様の手が空いていて、感想も持っているため、読んでもらいやすい場所です。
業種別のおすすめの置き場所
業種によって、お客様が手を空けて待つ場所や時間は異なります。代表的な例を紹介します。
飲食店
テーブルの卓上スタンド、メニューの最後のページ、お会計のトレーや伝票ホルダーなどが向いています。食後のデザートや飲み物を待っている時間や、お会計を待つ時間に目に入る場所です。
美容室・サロン
セット面の鏡の横、お会計のカウンター、仕上がりを確認するときに渡す手鏡の裏などが向いています。施術が終わって仕上がりを確認し、満足しているときに目に入る場所です。
整骨院・治療院
受付やお会計のカウンター、次回の予約票や診察券のケースなどが向いています。施術後に次回の予約を取るタイミングで案内できます。治療院の場合は、施術の効果を書くよう促すような文章を添えないよう注意しましょう。詳しくは関連コラム「整骨院・治療院の口コミ集客」で解説しています。
小売店
レジ横、商品を入れる袋やショップカード、レシートなどが向いています。お会計のタイミングで、すべてのお客様に同じように案内できます。
QRコードに添える文章の例
QRコードだけを置いても、お客様には何のためのQRコードかわかりません。短い一言を添えることで、読んでもらいやすくなります。文章を考えるときは、次の点を意識しましょう。
- 何のためのQRコードか(口コミ・ご感想のお願い)
- どのくらいの時間で終わるか
- お店にとってどう役立つか
具体的な文例を紹介します。
- 「ご来店ありがとうございます。よろしければ、Googleマップにご感想をお寄せください。いただいた声は、お店づくりの参考にさせていただきます。」
- 「本日のご感想をお聞かせください。1分ほどで終わります。」
- 「いただいたご感想は、スタッフ全員で読ませていただいています。」
反対に、次のような文章は避けてください。
- 「口コミを投稿いただいた方に、次回使える割引券をプレゼント」
- 「星5つの評価をお願いします」
- 「ご満足いただけた方は、口コミをお願いします」
投稿と引き換えに特典を渡すこと、評価を指定すること、満足した人だけに投稿を促すことは、いずれもGoogleのポリシーに反します。ルールの詳しい考え方は、関連ページ「口コミの法律・ルール解説」でまとめています。
印刷と設置のときの注意点
QRコードを印刷して設置するときは、次の点を確認しましょう。
- 読み取れる大きさで印刷する。目安として、一辺3cm以上あると読み取りやすくなります
- QRコードの周りに余白を残し、デザインや文字を重ねない
- 光を反射しやすい素材を使う場合は、照明の下で読み取れるか確認する
- 設置した後、実際に自分のスマートフォンで読み取り、正しいページが開くか確認する
また、テーブルやカウンターに置いたQRコードは、汚れたり、ほかの物に隠れたりしやすいものです。開店前の準備のときに、QRコードが見える状態になっているか確認する習慣をつけておくと安心です。
GoogleのQRコードと、口コミ管理サービスのQRコード
Googleビジネスプロフィールの管理画面からは、口コミの投稿画面を開くリンクやQRコードを取得できます。まずは費用をかけずに始めたい場合は、これを印刷して置くだけでも、口コミをお願いする入り口になります。
一方で、お客様から「何を書けばいいかわからない」という声が多い場合は、書く手間を減らす工夫が役立ちます。店舗向けの口コミ管理サービス「ComiSta(コミスタ)」のQRコードを読んだお客様は、選択式の短いアンケートに答えると、回答をもとにした口コミの下書きを受け取れます。お客様はその下書きを自分で確認・修正してから、Googleマップに投稿します。管理画面では、QRコードが読まれた回数や、アンケートの回答数も確認できます。
まとめ:手が空いて、感想を持っている場所に置く
口コミをお願いするQRコードは、お客様の手が空いていて、サービスを受け終えて感想を持っているときに目に入る場所に置くのが基本です。何のためのQRコードかがわかる短い一言を添え、特典や評価の指定は避けましょう。設置した後も、読み取れる状態が保たれているか、定期的に確認することが大切です。
