動物病院向けガイド

動物病院の口コミを増やす方法|お会計のときのお願いと獣医療の広告の注意点

動物病院がGoogle口コミを増やすための具体的な手順を、業種特有の事情に絞って解説します。

お会計のときのお願い、診察券やお薬の袋のQR動線、返信の書き方を一つの流れで整理します。

口コミ施策で特に注意したい、獣医療法の広告の制限、つらい経験をされた飼い主さんへの配慮、診療の内容を返信で扱わないことについても触れます。

本記事は2026年9月時点の情報です。

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なぜ動物病院にとってGoogle口コミが重要なのか

飼い主さんが動物病院を選ぶときに気にするのは、「説明がわかりやすいか」「待ち時間はどのくらいか」「スタッフがペットにやさしく接してくれるか」といった点です。こうした点は実際に通った飼い主さんの声からしかわからないため、口コミが病院選びに大きく影響します。

動物病院を探す飼い主さんの多くは、引っ越しや初めてペットを迎えたとき、あるいはペットの具合が悪くなったときに、「地域名+動物病院」「駅名+動物病院」といったキーワードでGoogleマップを開き、表示された病院を比べます。診療時間や対応できる動物の種類はホームページで確認できますが、説明のていねいさ、待合室の雰囲気、駐車場の使いやすさといった点は、口コミや写真から読み取ることになります。

特に、「費用について事前に説明があった」「犬と猫で待合室が分かれていて安心だった」といった声は、初めて来院する飼い主さんにとって大きな安心材料になります。急いで病院を探している飼い主さんほど、口コミの数や内容を手がかりに判断する傾向があります。

また、Googleマップ上で見つけてもらうための施策であるMEO(えむいーおー、Map Engine Optimization)においても、口コミの数と質は重要なシグナルの一つとされています。口コミを増やす取り組みは、評判づくりであると同時に、地図上で見つけてもらうための土台づくりでもあります。

動物病院で口コミが増えない3つの理由

動物病院で口コミが思うように増えない背景には、主に次の3つの理由があります。

1

飼い主さんはペットの体調で頭がいっぱい

診察のあとの飼い主さんは、ペットの体調やお薬の飲ませ方のことで頭がいっぱいで、口コミのことまで考える余裕はあまりありません。

2

お願いしてよいか迷う場面が多い

重い病気の治療中の飼い主さんや、ペットを亡くされた飼い主さんもいるため、スタッフが口コミのお願いをためらい、結局誰にもお願いしないことがあります。

3

返信で書いてよいことの線引きが難しい

診療の内容や費用についての口コミに、どこまで説明してよいか迷い、返信が止まってしまう病院もあります。

口コミを増やす具体的な方法

口コミを増やすには、お会計のときに無理なくお願いでき、飼い主さんが落ち着いてから投稿できる仕組みを整えることが有効です。次の4ステップで整えていきます。

  1. STEP1

    Googleビジネスプロフィールを整備する

    病院名・住所・電話番号・診療時間・休診日・待合室や外観の写真を最新かつ正確な状態にします。予約の要否、駐車場の有無、夜間や休日の対応なども載せておくと、初めての飼い主さんが迷わずに来院できます。

  2. STEP2

    お会計のときに短くお願いする

    お会計やお薬のお渡しのときに、短くお願いします。満足していそうな飼い主さんだけを選ばず、同じ場面では同じようにお願いするのが基本です。ペットを亡くされた直後など、お願いするのがふさわしくない場面では控えるなど、病院としての考え方をスタッフで共有しておきましょう。

  3. STEP3

    診察券やお薬の袋にQR動線をつくる

    受付にQRコードを置くだけでなく、診察券やお薬の説明書き、次回の来院の案内にも添えておくと、帰宅して落ち着いてから投稿できます。アンケートの設問は「説明のわかりやすさ」「スタッフの対応」「待ち時間」「院内の清潔さ」など、治療の効果に触れない内容にします。

  4. STEP4

    届いた口コミに返信する

    返信では、ペットの病名や治療の内容、費用の内訳には触れないようにします。診療の結果や費用への不満が書かれた口コミには、お詫びや気持ちを受け止める言葉とあわせて、病院に直接ご連絡いただくよう案内し、返信の中で経緯を説明することは避けます。

ComiSta(コミスタ)は、QRコード経由のアンケートからAIが口コミ文章の下書きを生成し、飼い主さんが内容を確認のうえGoogleマップへ投稿できる仕組みを提供する口コミ管理SaaSです。投稿は飼い主さん本人の任意で行われ、文章は本人がアンケートで回答した内容に基づいて生成されます。口コミの内容をもとにAIが返信文の案を作る「返信アシスト」は、プロプランと複数店舗プランでご利用いただけます。

口コミ施策で動物病院が注意すべきポイント

獣医師や動物病院の広告は、獣医療法によって、広告できる内容が限られています。口コミを病院の宣伝に使うときも、この制限にかかわるおそれがあります。以下は2026年9月時点の一般的な考え方であり、個別の表現や運用が問題にならないかは、所管の窓口や専門家にご確認ください。

口コミを病院の宣伝に転載しない

獣医療法では、獣医師や動物病院の業務について広告できる内容が限られており、診療の技術や治療の効果をうたう広告は認められていません。広告の考え方は、農林水産省のガイドラインで示されています。Googleマップの口コミは飼い主さんが自分の意思で投稿するものですが、病院が口コミをホームページ・チラシ・SNSに転載すると、病院の広告として扱われるおそれがあります。

治療の効果や満足度を書くよう求めない

病院が治療の効果や満足度について書くよう飼い主さんに求めると、その口コミは病院が関与した宣伝と受け取られるおそれがあります。書く内容は飼い主さん自身に委ね、アンケートの設問も治療の効果に触れない内容にしてください。

見返りを渡さない

Googleは、口コミ投稿の見返りに金銭やサービスを提供することを禁止しています。診療費の割引やフード・おやつのプレゼントなどを、口コミの投稿と引き換えに渡すことは避けてください。病院が見返りを渡して投稿させると、景品表示法のステルスマーケティング規制にかかわるおそれもあります。

診療の内容は、返信でも扱わない

ペットの病名や治療の内容、費用は、飼い主さんにとって人に知られたくない情報であることがあります。飼い主さんが自分で口コミに書いていたとしても、返信で繰り返したり詳しく触れたりすることは避けてください。事実と異なる口コミへの反論でも、診療の内容を明かすことになる説明は避け、対応に迷う場合は専門家に相談しましょう。

よくある質問

Q.ペットを亡くされた飼い主さんにも口コミをお願いしてよいですか?▼
A.

口コミのお願いは、飼い主さんの気持ちに配慮して行うことが大切です。ペットを亡くされた直後など、お願いするのがふさわしくない場面では控えてかまいません。ただし、「満足していそうな飼い主さんだけにお願いする」という運用はGoogleのポリシーに反するため、どの場面でお願いするかを病院として決め、その場面ではすべての飼い主さんに同じようにお願いしましょう。

Q.費用が高いという口コミにはどう返信すればよいですか?▼
A.

返信で費用の内訳や治療の内容を説明すると、診療の内容を明かすことになります。ご意見を受け止める言葉と、費用について事前の説明をよりていねいにしていく姿勢を伝え、詳しいお話は病院に直接ご連絡いただくよう案内しましょう。

Q.口コミをホームページに載せてもよいですか?▼
A.

獣医療法では、動物病院の広告として出せる内容が限られています。治療の効果や診療の技術について書かれた口コミをホームページに転載すると、広告の制限にかかわるおそれがあります。転載を検討する場合は、事前に専門家や所管の窓口に確認してください。

Q.AIで口コミ文章を作るとGoogleの規約違反になりませんか?▼
A.

ComiStaが生成するのは、飼い主さん自身がアンケートで回答した内容をもとにした文章の下書きです。飼い主さんが内容を確認・編集してから任意で投稿するため、実際の利用体験に基づく口コミとして扱われます。ただし、病院が書く内容を指示したり、投稿の見返りに特典を渡したりしないことが前提です。

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