体験型の教室で、口コミが読まれる理由
料理教室、陶芸教室、フラワーアレンジメント、アクセサリー作りなど、体験型の教室やワークショップを選ぶとき、多くの人は「初めてでも楽しめるか」「講師は優しく教えてくれるか」「完成した作品はどんなものか」を知りたいと考えます。こうした点は、教室の案内だけではわかりにくく、実際に参加した人の口コミが大きな判断材料になります。
また、体験型の教室は、友人や家族との思い出づくりや、旅行の途中の体験として選ばれることも多く、Googleマップで近くの教室を探す人も少なくありません。この記事では、体験型の教室が口コミを集めて集客に活かすための考え方を解説します。
体験の直後が、お願いのタイミング
体験型の教室で口コミをお願いしやすいのは、作品が完成し、参加者が満足している様子が見えたときです。楽しかった気持ちが残っているうちに案内すると、具体的な感想を書いてもらいやすくなります。
作品を持ち帰るときに渡す袋や、レシピ・手順のメモにQRコードを添えておくと、参加者が帰り道や帰宅後に投稿できます。教室の出口やお会計の場所にQRコードを置いておけば、すべての参加者に同じように案内できます。
満足していそうな参加者だけを選んでお願いするのではなく、すべての参加者に同じようにお願いしましょう。満足した人だけに投稿を促すことは、Googleのポリシーに反します。お願いの言い方の例は、関連コラム「口コミのお願いの仕方」で紹介しています。
口コミに書いてもらいたい内容
これから教室を探す人の参考になるのは、たとえば次のような内容です。
- 講師の教え方や、初心者へのサポート
- 教室の雰囲気や、ほかの参加者との関わり方
- 所要時間や、持ち物・服装の準備
- 完成した作品や料理の出来栄え
特に、「不器用でもきれいに仕上がった」「一人で参加しても居心地がよかった」といった声は、参加を迷っている人の背中を押すきっかけになります。
作品や参加者の写真の扱い
体験型の教室の口コミには、完成した作品や料理の写真が添えられることがよくあります。作品の写真は、これから参加する人にとって、どんな体験ができるかを知る手がかりになります。
一方で、教室が撮影した参加者の写真を、本人の許可なく教室の宣伝に使うことは避けましょう。ホームページやSNSに掲載する場合は、事前に本人の了承を得ておくと、トラブルを防げます。複数人で参加したお客様の写真には、ほかの参加者が写り込むこともあるため、特に注意が必要です。写真の扱いについては、関連コラム「Googleマップの口コミ写真」で解説しています。
グループで参加したお客様への配慮
友人や家族のグループで参加したお客様の場合、口コミを書くのは、その中の一人か二人であることがほとんどです。グループの全員に一人ずつお願いする必要はありませんが、代表の方だけにお願いするのではなく、全員が同じようにQRコードを見られるようにしておくとよいでしょう。
口コミへの返信では、グループの人数や関係、参加の目的(誕生日のお祝いなど)が口コミに書かれていたとしても、詳しく触れることは避け、お礼とまたの参加を歓迎する気持ちを伝えます。返信の書き方と例文は、関連コラム「Google口コミへの返信の書き方と例文」で紹介しています。
書きやすくする工夫
体験が終わった直後は、作品を持ち帰る準備や次の予定で慌ただしく、その場で口コミの文章を考える余裕はあまりありません。短い時間で投稿まで進められるようにしておくと、協力してもらいやすくなります。
店舗向けの口コミ管理サービス「ComiSta(コミスタ)」では、参加者がQRコードを読んで選択式の短いアンケートに答えると、回答をもとにした口コミの下書きが表示されます。参加者はその下書きを自分で確認・修正してから投稿します。アンケートの設問を「講師の教え方」「教室の雰囲気」「作品の出来栄え」などにしておくと、これから教室を探す人に伝わる口コミになりやすくなります。
体験型の教室が口コミで注意したいこと
口コミを集めるときは、次の点に注意しましょう。
- 口コミの投稿と引き換えに、次回の割引や材料のプレゼントなどを渡さない
- 評価や書く内容を指定しない
- 講師や関係者が、自分の教室の口コミを投稿しない
投稿と引き換えの特典は、Googleのポリシーに反します。教室が見返りを渡して投稿させたり、内容を指示したりすると、景品表示法のステルスマーケティング規制にかかわるおそれもあります。ルールの詳しい考え方は、関連ページ「口コミの法律・ルール解説」でまとめています。
まとめ:楽しかった気持ちを、次の参加者に届ける
体験型の教室の口コミは、参加を迷っている人に、実際に参加した人の楽しかった気持ちや作品の出来栄えを届けるものです。体験の直後に、すべての参加者に同じようにお願いし、写真や個人の情報の扱いに注意しながら、届いた口コミには一件ずつ返信していきましょう。
