なぜリフォーム会社・工務店にとってGoogle口コミが重要なのか
リフォームや住まいの工事は金額が大きく、何度も頼むものではないため、施主さんは依頼先を慎重に選びます。見積もりの説明はていねいか、工事中の対応はどうか、引き渡し後に困ったときに来てくれるか、といった点は実際に依頼した施主さんの声からしかわからないため、口コミが依頼先選びに大きく影響します。
リフォームを検討する方の多くは、「地域名+リフォーム」「地域名+外壁塗装」「地域名+工務店」といったキーワードで検索し、Googleマップに表示された会社を比べます。施工事例や価格の目安はホームページで確認できますが、担当者の説明のわかりやすさ、職人さんのマナー、工事中の近所への配慮、アフターフォローの早さといった点は、口コミから読み取ることになります。
特に、「追加の費用について事前にきちんと説明があった」「工事中に近所へのあいさつをしてくれた」といった声は、初めてリフォームを依頼する方にとって大きな安心材料になります。地域で長く仕事を続ける会社ほど、口コミの積み重ねが信頼の証になります。
また、Googleマップ上で見つけてもらうための施策であるMEO(えむいーおー、Map Engine Optimization)においても、口コミの数と質は重要なシグナルの一つとされています。口コミを増やす取り組みは、評判づくりであると同時に、地図上で見つけてもらうための土台づくりでもあります。
リフォーム会社・工務店で口コミが増えない3つの理由
リフォーム会社・工務店で口コミが思うように増えない背景には、主に次の3つの理由があります。
お客様の数が少なく、お願いする機会も少ない
一件の工事に数週間から数か月かかるため、飲食店や美容室と比べてお客様の数が少なく、口コミをお願いする機会そのものが限られます。
お店に来てもらう業種ではない
打ち合わせも工事もお客様の家で行うことが多く、レジ横にQRコードを置くといった店舗向けの方法がそのままでは使えません。
引き渡しのあとは連絡の機会が減る
工事が終わって引き渡しを済ませると、次に連絡するのは点検や不具合のときだけになりがちで、お願いするきっかけを逃してしまいます。
口コミを増やす具体的な方法
口コミを増やすには、引き渡しという区切りの場面でお願いし、施主さんが落ち着いてから投稿できる仕組みを整えることが有効です。次の4ステップで整えていきます。
- STEP1
Googleビジネスプロフィールを整備する
会社名・住所・電話番号・営業時間・定休日・対応できる工事の種類・対応エリアを最新かつ正確な状態にします。事務所やショールームの写真、施主さんの了承を得た施工写真も載せておくと、依頼を検討している方が会社の雰囲気をつかみやすくなります。
- STEP2
引き渡しのときにお願いする
完成した住まいを一緒に確認し、引き渡しの書類をお渡しするときに、短くお願いします。満足していそうな施主さんだけを選ばず、すべての施主さんに同じようにお願いします。
- STEP3
保証書やお手入れの案内にQR動線をつくる
引き渡しの書類一式、保証書、お手入れの案内にQRコードを添えておくと、施主さんが新しい住まいでの暮らしに慣れてから投稿できます。アンケートの設問は「見積もりの説明のわかりやすさ」「工事中の対応」「職人さんのマナー」「仕上がり」などにします。
- STEP4
届いた口コミに返信する
返信では、施主さんの住所や家の場所がわかる情報に触れないようにします。工事の不具合や対応への不満が書かれた口コミには、お詫びと、会社に直接ご連絡いただくよう案内し、点検や補修の対応は口コミの返信の外で進めます。
ComiSta(コミスタ)は、QRコード経由のアンケートからAIが口コミ文章の下書きを生成し、施主さんが内容を確認のうえGoogleマップへ投稿できる仕組みを提供する口コミ管理SaaSです。投稿は施主さん本人の任意で行われ、文章は本人がアンケートで回答した内容に基づいて生成されます。口コミの内容をもとにAIが返信文の案を作る「返信アシスト」は、プロプランと複数店舗プランでご利用いただけます。
口コミ施策でリフォーム会社・工務店が注意すべきポイント
リフォームは金額が大きいため、口コミを宣伝に使うときの表現や、施主さんの住まいの情報の扱いに特に注意が必要です。以下は2026年9月時点の一般的な考え方であり、個別の判断は専門家や所管の窓口にご確認ください。
投稿と引き換えに特典を渡さない
Googleは、口コミ投稿の見返りに金銭やサービスを提供することを禁止しています。「口コミを書いたら工事代金から割り引く」「投稿してくれたら点検を無料に」といった案内は避けてください。
協力会社や職人さんに投稿させない
Googleのポリシーでは、利害関係のある人による投稿は認められていません。協力会社や職人さん、その家族が施主さんを装って投稿することは避けてください。2023年10月に施行されたステルスマーケティング規制(景品表示法上の不当表示の指定)により、事業者の関与を隠した宣伝は規制の対象にもなります。口コミの代行業者に投稿を依頼することも行ってはいけません。
口コミを宣伝に転載するときは表現に注意する
口コミをホームページやチラシに転載すると、会社の広告として扱われます。「どこよりも安い」「絶対に雨漏りしない」のような、実際よりも著しく優れていると受け取られる内容は、景品表示法の優良誤認や有利誤認にかかわるおそれがあります。転載する場合は、事実に基づく内容かを確かめてから使いましょう。
施工写真は施主さんの了承を得て使う
施工写真は、家の外観や周りの景色から、施主さんの住まいの場所がわかってしまうことがあります。ホームページやGoogleビジネスプロフィールに載せる場合は、事前に施主さんの了承を得て、表札や番地、周りの家が写らないよう配慮してください。
よくある質問
Q.お客様が少ないのですが、口コミを増やす意味はありますか?▼
リフォームは依頼する前にじっくり比べられる業種のため、口コミの一件一件が読まれやすい傾向があります。件数が少なくても、見積もりの説明や工事中の対応が具体的に書かれた口コミは、依頼を検討している方の大きな判断材料になります。引き渡しのたびに欠かさずお願いを続けることが大切です。
Q.工事が終わってしばらくたったお客様にもお願いしてよいですか?▼
問題ありません。定期点検の案内や、季節のお便りにQRコードを添えるなど、自然なきっかけでお願いしましょう。ただし、過去の施主さんのうち満足していそうな方だけを選んでお願いすることは、Googleのポリシーに反するため避けてください。
Q.工事の不具合について書かれた口コミにはどう返信すればよいですか?▼
返信で経緯を細かく説明したり、責任の所在について反論したりするよりも、お詫びと、会社に直接ご連絡いただくよう案内しましょう。そのうえで、現地を確認して補修の対応を進めることが大切です。対応が済んだあとで、施主さんが自分の判断で口コミを書き直すことはありますが、書き直しをお願いすることは避けてください。
Q.AIで口コミ文章を作るとGoogleの規約違反になりませんか?▼
ComiStaが生成するのは、施主さん自身がアンケートで回答した内容をもとにした文章の下書きです。施主さんが内容を確認・編集してから任意で投稿するため、実際の利用体験に基づく口コミとして扱われます。ただし、会社が書く内容を指示したり、投稿の見返りに特典を渡したりしないことが前提です。
